価格の割にはスペックも良くトレンドの最新機能も網羅した魅力的な中国製のスマートフォン。
新興メーカーが競って魅力的な端末を販売しています。
そんな危なっかしくも魅力的なスマホを総称し、「中華スマホ」などの愛称で呼ばれています。
そんな怪しい中華スマホの常識のひとつ「なんちゃってデュアルレンズ」を紹介します。
低価格の端末のデュアルレンズは怪しい
中華スマホはとにかく種類が多く、日本では聞いたこともないような弱小メーカーも参入しています。
中国製といっても、HuaweiやXiaomiのレベルであれば品質はまったく問題ありませんが、反面、ほんとうにあやしい端末やメーカーがゴロゴロしています。
特に低価格帯のスマートフォンには注意が必要。
ローエンドということで、コストパフォーマンスを重視した端末が多く、各社より安く、よりハイスペック&最近機能搭載を狙って開発をしてきます。
そこでコストダウンの標的となるのが、カメラ機能です。
とりあえず、画素数を高くしてスペック上は良さそうに見せて、実際に撮影された写真はもう残念品質なんていうのはザラです。
そもそも低価格なスマートフォンにカメラの品質を期待しても無駄です。
なかでも、中華スマホではまかり通ってのが、「なんちゃってデュアルレンズ」。
見た目はデュアルレンズなんですが、1つのレンズは実際のところ何に使われているのかはわかりません・・・
ボケ撮影もできるのですが、明らかにソフトウェア的にぼかす範囲を指定してボカシている感じ。
被写体を切り抜いて周囲をボカすという、いわゆる本物のデュアルレンズが行うボケ処理とは違います。
また、レンズのひとつを覆い隠してもまったく撮影に影響ありません・・・
ガチのデュアルレンズであれば、「レンズを覆わないでください」など警告が表示されます。
暗黙の了解か?
こんなフェイクデュアルカメラが中華スマホでは、当たり前のように流通しています。
おそらく、多くのメーカーがやっていることなので、暗黙の了解・・・てな感じで業界でもスルーされているのだと思います。
日本だったらメチャクチャ叩かれそうですが、中国ではフェイクデュアルカメラはあたりまえ。
むしろ、「5000円のスマホでガチデュアルレンズなわけないじゃん」「そんなナンセンスなこと言うなよ!」的な感じなんでしょうね。
中華スマホに、つまらない突っ込みは不要です。
こういう寛大さがないと、中華スマホを楽しめません。
最近は1万円以下でトリプルレンズなんていう機種も存在します。
まあ、お察しだとは思いますが。
これもまた一興
フェイクなデュアルレンズ・・・これもまた中華スマホの一興です。
けして本気で低価格な中華スマホのカメラ性能やカタログスペックを信じてはいけません。
楽しみましょう・・・ 激安中華スマホ!
動画でも紹介しています。