MVNOでは電話機能もなくして安くできる
今回は子供用のスマホをMVNOで運用する上で、音声通話の必要性を考えてみました。
MVNOを検討している方なら、ほぼ間違いなく「料金を安くしたい」という目的があるはずです。
MVNOを利用するにあたり、キャリアではあまり聞きなれない「データー専用」「SMS付」「音声通話付」という3タイプからプランを選択することになります。
MVNOは料金を下げるために、SMS(電話番号でやりとりするショートメール)はもちろん、音声通話(いわゆる電話機能)も削除することができます。
電話機能ってそんなに重要?
「スマートフォンを利用する為にMVNOを契約するのに、電話できなくてどうするの?」と思われるかもしれませんが、実際それほど電話機能って重要でしょうか?
私自身、プライベートな連絡で電話を使ってやりとりすることは、ほどんどありません。
すでに十数年も長くつかっている番号なので、一応番号を維持しているという感じです。
今は「LINE」や「Facebook」などのSNSなどのコミケーションサービスが普及しており、電話がなくても十分に連絡がとれます。
子供用のスマホに音声通話は必要?
私の実体験から言うと、「必要ない」というのが正直な感想です。
事実、私の二人の娘が使っているスマホはデーター専用プランです。
いわゆる、電話ができないスマホです。
それでも娘達から一度も「電話番号が欲しい」と言われたことはありません。
娘達にはすでに電話をかけるという習慣もありませんし、連絡手段は「LINE」一択です。
トークはもちろん、LINE音声通話もありますので、問題ありません。
メールも日常の連絡には使いません。
これが現状なので、やはり子供用のスマホに音声通話は不要でしょう。
一般的にMVNOの音声通話付きは700円アップになります。
これって月額数百円で運用できるMVNOが急に高くなってしまうほど高価です。
音声付きプランの場合、いわゆる解約に解約金が発生する「縛り」があるMVNOも多く、MVNOの身軽さも損なってしまいます。
子供用のスマホは思い切って音声通話は諦め、節約しましょう。
音声通話ができないデメリット
もちろん、デメリットもあります。
単純にLINE(スマホ)を持っていない人と連絡が取りずらい。
我が家の例で言えば、祖母や祖父などと子供達が連絡が取れません。
祖母達はガラケーなのでLINEがありません。
連絡はメールになってしまいます。
もうひとつは緊急電話ができないことでしょうか。
万が一、事故や事件に巻き込まれた時の緊急通報(110番や119番)ができません。
これは子供にスマホを持たせる上で、親として気になる部分かもしれません。
肝心な時に連絡が取れないというのは心配です。
LINEやメールなどの通知はちょっと遅れたりすることもあります。
そういう部分では、音声通話の安心感は違います。
もし、防犯や安心も重視するなら700円アップもアリだと思います。
当然ですが、電話番号にかけられないというのがあります。
これはIP電話のサービスを利用すれば可能です。
お店や塾、祖母への連絡ぐらいならIP電話で十分です。
(ただし、IP電話は緊急電話はできません。)
子供用と割り切れば音声通話は不要(小中学生の場合)
というわけで、私個人としては子供用のスマホに音声通話は不要と考えています。
ただ、これはあくまで小学生や中学生の話です。
高校生になったらどうだろう?
大学生になったらどうなろう?
という疑問はあります。
大の大人が今時「電話番号ないのでLINEで連絡してください。」とは言えません。
現状では社会人となるとやはり「電話番号」が必要でしょう。
また、大学生も就職活動ともなれば、やはり電話番号が必要でしょう。
今年中学生になるお子さんをお持ちのお父さんはそろそろ「スマホ!スマホ!」と毎日のようにねだられているころでしょう。
MVNOを利用すれば、金額的な負担が少なく子供にスマホを買ってあげられます。
特に音声通話を諦めれば、それこそワンコンでスマホが運用できます。
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