Androidスマートフォンを利用していると、謎の内部ストレージ不足に悩まされる事があります。
以前にもこんな事がありました。
最近、妻のスマホ (HUAWEI P9 lite)で「内部ストレージ不足」のアラートが出てしまいました。
設定から確認すると内部ストレージの残容量が850MBぐらいしかありません。
確かにストレージが不足しています。
保存先はmicroSDカードになっている?
まず、私が確認したのは、しっかりmicroSDカードが使われているか?です。
データーサイズが大きいデーターと言えば、写真や動画がありますのでまずこちらをチェック。
通常、microSDカードをスマホに入れていれば、撮影した写真や動画はmicroSDカードに保存されます。
一応、カメラアプリの設定から写真の保存先がmicroSDカードになっているか再確認しました。
ここは、特に問題なし。
設定も、実際に写真データーもmicroSDに保存されていました。
もうひとつ、Huaweiの場合は、ストレージをmicroSDを優先で利用する設定が可能です。
ここをオンにしておくと、アプリ等のデーターも一部microSDに逃がされるそうです。
今回の場合、ここも問題なしでした。
アプリのキャッシュを削除
次に行ったのは、キャッシュの削除。
Huawei端末に限らず、現行のスマートフォンでは、この手のキャッシュクリーナー機能を標準で利用できる端末が多いと思います。
一応、実行しましたが特に改善されず。
キャッシュの削除は定期的に行うことをおすすめします。
端末にキャッシュクリーン的な機能が標準で用意されていない場合は、キャッシュ削除アプリを使いましょう。
原因不明のストレージ不足を突き止める「DiskUsage」
ここまでやってもストレージ容量が増やせないと、ちょっと厄介です。
大体、内部ストレージ不足の警告って、良くわからないけど使用容量が増えているというケースが多いので、こうなる場合がおおいですね・・・
次は容量が不足している内部ストレージからmicroSDカードに移動可能なデーターや、削除できるデーターを探して削除し容量を確保するしかありません。
そこで使うのがこのアプリ 「DiskUsage」
ストレージ容量不足の改善には欠かせない鉄板アプリです。
ストレージの使用率や残容量をグラフィカルに表示してくれる超便利アプリです。
このアプリを利用して、どのデーター、どのアプリがストレージ容量を消費しているのか、視覚的に確認することができます。
通常のフォルダ型のファイル管理アプリでは、なかなか容量ベースでは把握しにくいのですが、「DiskUsage」だとものすごくわかりやすくなります。
フォルダの容量サイズごとに表示されますし、グラフィカルに表示してピンチイン、ピンチアウトで拡大縮小できるので、どのフォルダが容量を使っていて、どこにあるのかが一目瞭然。
このアプリで、ストレージを多く消費しているフォルダを特定し、そのフォルダを利用しているアプリも特定します。
あとは、アプリの設定を見直したり、あまり利用していないアプリであれば削除したり、また原因不明でアプリのデーターが肥大しているようであれば、アプリを削除して再インストールするなど、対策します。
ちなみに今回発生した妻のスマホの場合には、「Googleフォト」のデーターが2.8GBほどたまっていました。
「設定」→「アプリ」から該当の「Googleフォト」を開き、データーを削除しました。
これで容量不足が解消しました!
原因そのものはよくわかりませんが、「Googleフォト」のデーターがうまく削除されずたまっていた感じでしょうか?(憶測です)
「Googleフォト」の場合、写真データーそのものはクラウドに上がっているので、アプリのデーターを削除してもなんらその後の利用には問題はありませんでしたが、アプリによっては、データー削除を行うと設定や使用していたデーターがぶっ飛びますのでご注意ください。(アプリ再インストール状態に近いですね)
いずれにしても、どのフォルダが容量を使っているのか?どのアプリがそのフォルダを使っているのか?がわからなければ対処のしようがありません。
「DiskUsage」を利用すれば、容量不足を引き起こしているフォルダやアプリの特定が可能になります。
Androidスマートフォンの謎のストレージ不足に悩まされている方は、ぜひ「DiskUsage」でストレージのチェックをしてみください。