現在では、ドコモ、au、ソフトバンクと3大キャリアすべての格安SIMが存在します。
3大キャリアに対応したMVNOが登場し、使える端末も増え利用者にとってはうれしい限りです。
キャリアで使っていた端末がそのまま使いやすくなりました。
そこで出てくるのが対応周波数。
そもそもキャリアで販売している端末は、そのキャリアの周波数に合わせて設計されているので、格安SIMでも使っていたキャリアと同じ回線を選ぶことにより今までと変わらない通話・通信エリアで利用が可能です。
SIMフリー端末の場合は、おおむね日本の周波数に対応していますが、ちょっとクセがあるのがau回線の格安SIMです。
3G特殊だったり、Volte対応と非対応があったり・・・ちょっと複雑です。
auの周波数はちょっとやっかい
中でもauはちょっとやっかい。
auの3G回線はCDMA2000という、ドコモやソフトバンクと異なる仕様となっており、対応しているSIMフリースマートフォンがとても少くなくなっています。
現状はほぼ、4G端末が多くなっているのであまり関係ないかもしれません。
また、au回線の主要バンド バンド18/26に対応しているSIMフリースマートフォンも少なめです。
最近では、日本で販売しているSIMフリー端末は3大キャリア対応をうたっている端末も多くなってきたので、それほど気にしなくてもいいかもしれません。
中華スマホでもau回線に対応している端末は、かなり少ないのが現状です。
ドコモのプラチナバンド(バンド19)に対応している中華スマホもそれほど多くありません。
かなり安い中華端末でもバンド1,3,8に対応している端末が多く、中華スマホを利用される方にはソフトバンク回線の格安SIMがおすすめです。
各キャリアの周波数はイオシスさんのサイトに詳しくまとめられています。
バンド1だけで通信できるのか?
ソフトバンクやドコモに比べると対応機種が少なくて使いにくau回線の格安SIMですが、au回線もバンド1を利用しています。
バンド1は日本の3大キャリアで主要バンドとして使われています。
バンド1に対応していないSIMスリースマートフォンというのもほとんどないでしょう。
auもバンド1に対応しているなら、場所によってはバンド1で通信できるのではないでしょうか?
ちなみにauのバンド1の通信エリアはこちら。
auがかつて販売していたiPhone5はプラチナバンド(800MHz)に非対応で、バンド1にしか対応していなかったらしくいろいろと物議を醸しだしたようです。
mineoのプリペイドSIMで実際にやってみる
以前から何度もご紹介しているmineoのプリペイドSIMを使って実際に通信できるかやってみました。
使った端末は、Xiaomiの激安端末 Redmi Goです。
ちなみにRedmi Goの対応周波数は
LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20/B28
LTE TDD: B38/B40/B41(120MHz)
auプラチナバンド B18/26にはがっつり非対応です。
まあ、よくある対応状況だと思います。
ワンチャン、B28もつながるのかもしれません(不明)
実際にやってみたところ・・・
普通に通信できました!
でもやっちゃダメみたい
au回線もバンド1が使おうと思えば使えるわけですが、実際はそう簡単な問題でもないようです。
なんでも、PHSの電波を保護・・・云々・・・自己責任ですね。
下記のサイトに詳しく説明されていますので、ご興味のある方はご覧ください。
根本的にau回線をバンド1だけで利用するメリットはありません。
auプラチナバンドに非対応なら普通にドコモ回線やソフトバンク回線を選びましょう。
今回は実用性は皆無の実験的なお話でした。
動画でも紹介しています。