前回は子供用のスマホに音声通話は必要か?というお話をしました。
今回はSMS付きです。
SMSとはなんぞや?
SMSとは、簡単に説明すると電話番号だけでやり取りできるショートメールサービスの事です。
ドコモのFOMA・Xiの電話番号もしくはSMS相互接続他事業者へ文字メッセージを送受信できるサービスです。宛先は電話番号を指定するので、相手のメールアドレスが分からないときもメッセージを送信することができます。
引用:https://www.nttdocomo.co.jp/service/sms/
auだとCメールと呼ばれていたものが該当します。
SMSが使えると何がいいの?
SMSが使えるとなにがいいのか?
まず、本来の使い方であるショートメールが使えます。
これは通信キャリアを問わず、電話番号さえ分かればメッセージのやり取りができます。
電話番号しか知らない人とも、簡単にメッセージがやり取りできるので地味に便利です。
SMSは音声通話と同じで通知が遅れたり、届かなかったりといった不具合が起こりにくいので確実に連絡したい場合などには重宝します。
次はSMS認証が必要なサービスに必要になります。
実はMVNOにおけるSMS付の有無は、これが一番のメリットではないでしょうか。
一番わかりやすいのは、LINEです。
LINEを使うには通常はSMS認証を利用します。
LINEのようにサービスを利用する為にSMS認証を使うサービスがあります。
たとえば、Viber、Google Alloなどなど。
LINEのようにSMS以外の認証方法(固定電話番号での音声認証やFacebook認証など)が用意されている場合が多いですが、SMSがあればそんな煩わしさがありません。
【参考動画】
最後に、セルスタンバイ問題
最近はめっきり聞かなくなりましたが、データー専用SIMで利用するとバッテリーの消費が異常に早くなってしまう端末があります。
このバッテリーが異常消費してしまう問題が「セルスタンバイ問題」と言われています。
このセルスタンバイ問題を解消するにはSMS付か音声通話付のSIMを使う事。
音声通話だと料金が高くなってしまうので、以前はSMS付を選びセルスタンバイ対策をしていた方も多かったと思います。
ただ最近はこのセルスタンバイ問題はあまり聞かなくなりました。
MVNOの黎明期はまだまだ対策がされていない端末が多かったようですが、MVNOもそこそこ認知度があがり、現在では端末メーカーもしっかり対策してくれているようです。
キャリアの端末はともかく、現行で販売されているSIMフリー端末であればまず問題ないでしょう。
結局、SMSいる?いらない?
これは個人的な見解ですが、私は「いらない」と思います。
たしかにSMSがあれば簡単に認証できますが、実際はSMS以外の認証が可能なサービスも多く、たった一度の認証の為にSMS付を契約するのはちょっとコスト的にどうかなと思います。
SMS付とデーター専用はSIMカード自体が異なるので簡単に付けたり外したりできません。
LINEの認証だって一度してしまえば、そうそう再度認証することはないでしょう。
それなのに毎月150円程度のSMS料を支払い続けるのは無駄なような気がします。
MVNOを利用すると数百円の差も大きいのでSMSも節約したいところです。
セルスタンバイ問題も事前に「端末名 + セルスタンバイ」で検索すれば利用したい端末でセルスタンバイ問題が発生するかしないかわかると思います。
というわけで、キャリアでは目にしない「SMS付」の選択肢ですが、いろんなものを削って安くするMVNOだからこその選択ですね。